実践LOG

ホームページ集客の実績公開 ブログ3ヶ月でどこまで回収できるのか?

ホームページを作ること自体は、今ではそれほど難しい作業ではありません。
しかし、そのホームページをどのように活用するかによって、結果が大きく変わります。

どれほど高額なホームページを制作したとしても、それが利益につながらなければ意味を持たず、ただの費用がかかっただけのツールになってしまいます。
制作費に30万円をかけたのであれば、少なくとも30万円以上の利益を生み出して初めて、ホームページは投資として成立したと言えます。

ところが、多くの人がホームページ制作の仕組みを理解しないまま運用を始めてしまいます。
すると、制作費を回収できずに終わってしまうケースが少なくありません。

これは制作費が10万円であっても100万円であっても同じことで、最終的に費用を上回る利益を生み出せなければ、ホームページ制作は成功とは言えないのです。

特に「作りっぱなし」で運用を止めてしまう方法では、集客に限界があります。

ネット上では簡単に運用できてすぐ集客できるという触れ込みの激安ホームページをよく見かけますが、その多くは集客がほとんど期待できません。

理由は単純で、ページ数が極端に少ないために、検索で戦えるキーワードの幅が限られてしまうからです。
10ページ以下のホームページでは、Googleから十分な情報量があると判断されにくく、上位表示できるキーワードが少なくなります。

そのため、ブログ機能などを活用してページを増やしていくことが、最も効率よく集客力を高める方法になります。
ただ、忙しい美容業では頻繁に更新するのは負担に感じる方も多いはずです。

理想的なのは、少ない更新でも継続的に利益を生み出してくれるホームページに育てていくことです。

当ホームページ制作でのモニター実績

そこで、当ホームページ制作では美容室を対象にモニター協力をいただき、実際の運用データを集計しました。3ヶ月間でブログを17ページ投稿した美容室の実績を見てみると、数字は次のようになりました。

データは次のとおりです。

期間:2025年9月~2025年11月

【1ヶ月目】
インプレッション:998
クリック:24
集客:1人

【2ヶ月目】
インプレッション:703
クリック:50
集客:5人

【3ヶ月目】
インプレッション:616
クリック:19
集客:1人

3ヶ月で17記事 → 7人集客

仮に客単価を1万円とすると、7人の来客で7万円の売上になります。美容室のようにリピーターが生まれやすい業種では、この数字は単発の売上だけにとどまりません。

たとえばリピート率が50パーセントまで高められれば、最初の3ヶ月で集客した7人のうち半数が継続的に来店することになります。
客単価を1万円と仮定すると、次回以降の売上は次のように積み上がっていきます。

初回来店の売上は
7人 × 1万円 = 7万円

そして翌月以降、7人のうち50パーセントの3.5人が継続して来店すると仮定すると、
3.5人 × 1万円 = 3万5,000円

これが毎月積み上がるため、半年間続いた場合は
3万5,000円 × 6ヶ月 = 21万円

つまり初回売上の7万円に加えて、リピートによる売上が半年で21万円生まれ、
合計で28万円の売上になります。

1度の集客が、単発の売上だけでなく、その後も継続的な利益を生み出してくれることが分かります。

そして、ブログを書き続けることで記事が積み上がり、検索からの流入も安定して増えていきます。
この売上が継続的に積み重なっていく仕組みこそ、ホームページ集客の最大のメリットと言えます。

なぜ、リピート率を50パーセントで計算するのか?

リピート率を50パーセントで計算する理由は、検索から訪れるユーザーが、一般的な広告経由のユーザーよりも定着率が高い傾向にあるためです。
検索をしてホームページにたどり着くユーザーの多くは、何らかの悩みや目的を持っており、自ら情報を求めて行動しています。

たとえば美容室の場合であれば、次のようなキーワードで検索されるケースが多く見られます。

・縮れ毛
・クセ毛
・白髪

ネイルでは以下のような悩みが検索されます。

・巻き爪
・短い爪
・爪が小さい

エステでは次のような改善希望が多く見られます。

・美肌
・シミ

こうした“悩みを抱えたユーザー”が検索する言葉は、いわゆるコンプレックスキーワードと呼ばれるもので、ブログを書く際には非常に重要な要素になります。
ブログの中にこれらのキーワードを自然に盛り込むことで、検索ユーザーの悩みと記事内容が一致しやすくなり、Googleに評価されやすくなります。

検索ユーザーは、自分の悩みを解決してくれそうな店舗を自分で探し、自分で比較し、納得した上で予約を決める傾向が強いため、来店後の満足度が高く、そのままリピーターになりやすいのが特徴です。

広告の場合は、たまたま目に入った情報をきっかけに来店するケースも多く、定着率にばらつきが出やすくなります。
しかし検索ユーザーは、明確な悩みや目的がある状態で行動しているため、もともとの客質が非常に良いのです。

この“客質の高さ”こそがSEO集客の最大のメリットであり、リピート率50パーセントという数字に現れやすい理由でもあります。

集客できないブログ投稿について

数々の失敗例を見てきましたが、その多くはブログの書き方に原因があります。
特に、次のようなブログは集客につながりにくい傾向があります。

・ブログタイトルにキーワードを盛り込んでいない
・ブログタイトルを適当につけている
・ブログタイトルやブログ内容に大量のキーワードを書いている
・ホームページ自体がSEO対策されていない

ブログを書く時に、欲張ってたくさんのキーワードを入れないことが大切です。
キーワードを詰め込みすぎた文章は、Googleから不自然な内容と判断されやすく、結果として評価が下がってしまいます。

本来ブログは、検索ユーザーが抱える悩みや疑問に対して、自然な流れで答えていくことが最も重要です。
必要なキーワードを適切な位置に入れ、読みやすい文章でまとめることで、検索にも評価されやすくなり、同時に読み手にも伝わるブログになります。

また、ホームページ自体のSEO対策が不十分な場合、どれだけ多くのブログ記事を書いても集客は難しくなります。
特に、ホームページ制作の段階で設定するサイトタイトルは、検索評価に大きく影響する重要な要素です。

もし現在のホームページが思うように集客できていない場合は、この基本設定を見直すことも大切なポイントになります。
ホームページの土台が整っていなければ、ブログの効果も十分に発揮されません。

ホームページ集客の最大のメリット

ホームページ集客の最大の魅力は、書いたブログ記事が継続的に積み上がり、時間とともに“財産”になっていく点にあります。
SNS集客のように一時的な反応に左右される手法とは違い、ホームページは即効性こそ弱いものの、長期的に安定した集客をもたらす仕組みを作ることができます。

ブログを投稿し、その記事がSEOで上位表示された場合、そのキーワードで検索してくるユーザーを安定して獲得できるようになります。
そして、同じキーワードを狙う競合が現れるまでは、対象となる検索キーワードからの集客をほぼ独占することが可能になります。

ブログを書くことで、投稿した記事の数に比例して検索からのクリックが増え、継続的な集客につながるようになります。
下記の画像は、実際にサポートしているホームページのサーチコンソールデータで、直近3カ月のブログ投稿によって検索流入がどのように伸びたかを示したものです。

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